跳び箱から落ちた時に右足を強くぶつけた患者様が来院されました。
右足が腫れて足を地面につけないくらい痛く、足の指が動かせません。
エコー検査をしたところ、骨折はありませんでした。
しかし打撲による腫れが強く、その腫れに足の指を伸ばす腱が圧迫されて足の指が
動かしにくくなっていました。
腫れが早く引くよう超音波治療、微弱電流等を行います。
腫れの引きとともに足の指や足首を動かして、癒着や筋力低下を最小限に抑えてゆきます。
エコー検査は放射線の被ばくがないので、骨折してなさそうだけど大丈夫かな?
と不安なときに簡単、安全に検査することができます。
(記事を書くことに患者様の了解を得ています。)
その後
微弱電流はほとんど感じない程度の電流ですが、
これを流すと筋肉の修復の際に使われる筋衛星細胞の数を有意に増加させることが報告されています。
それが原因となって、打撲や肉離れの治癒が早くなると考えられています。
【マイクロカレントとは】ケガの回復を早める微弱電流の効果 – NHK クローズアップ現代+
腫れもほとんどひきました。
足の指の動きもほとんど元通りになりました。